4月21日(金)
<ヨーキーの子犬達>
1月生まれのヨークシャテリアの内小さい女の子は市内のK様の所にお嫁入りした。K様のご自宅へはレッド、シルバーのティーカップに引き続きこの子で3頭目のご用命だ。他にお母様の所にはシルバーのティーカップ、お父様の所へはレッドとシルバーの成犬が今まで譲られて行っている。部類のワンコ好き(生き物好き)はK家の血筋だそうだ。ご主人様もワンコに会いたくて昼間ご自宅に戻られるという。*もちろん愛妻の手作りランチを目指していることは言うまでもないが。 奥様のお人柄に対面する時、「この家ならきっとワンコを幸せにしてくれる」といつもながらに安心してワンコをお渡しすることが出来た。
3姉妹の真ん中の子はどうしようか、決まらなかったら取っておこうか、でもな~私も年だしなあ…などと迷っていると、お電話があった。「九州・鹿児島のSと申します。ヨークシャテリアの子犬の事でお聞きしたいのですが・・。」鹿児島と聞いて一瞬「遠くて無理だな」と思った。今は対面販売が義務つけられているからだ。当方のHPは以前から見ておられたとの事。有難いと思ったが、でも九州ではダメだろうと思った。すると、電話の向こうで、「どうやって行けるか主人と考えてみます」と仰るのでびっくりした。以前飛行機で福岡からワンコを見に来られた方がいたが、それより遠い。
話半分に聞いていると翌日Sさんから再度お電話があった。「主人と行きたいと思っているんですが」 私「そうですか。大変ですね。飛行機で来られますか?それとも新幹線を乗り継いで来られるのでしょうか」と聞くと、「車で行きます」との事。びっくりポン! だった(少々古いが(汗))。お話を聞くと、途中中継点で1泊して来ると言う。運転も交代で来られるのだろうと思うと不可能ではないのかも、と思い始めた。
ところが3日後、お約束通り本当に来られたのだった! しかも車の中には赤ちゃんと幼稚園のお子さんがいた。いくら1泊どまりで2,3日かかりで来られると言ってもそれは大人の場合。お子さんまで一緒だとは全くの想定外だった。 来られたご家族より私の方が倒れそうだった(汗)。
中に入っていただき話を聞くと、鹿児島からはご主人一人で運転してきたそうだ。お子さん方も思ったより元気そう。終始ニコニコしているのはご主人様がおおらかで懐の大きい方だからか。奥様も明るくて良い方だ。お子さんが二人とも最後までぐずらず、また退屈そうにあちこち動くこともなく大人しくしてくれたのには2度びっくりした。別に強制されてそうしているのではない。これが自然なのだろう。まさしく「空気の読める」お子さんたちだった。
当方のHPは時折ご覧になっていたようだ。だが、タイミングが合わず購入に至らなかったという。「この子を頂いても宜しいでしょうか」、ヨーキーの女の子をお見せすると気に入ってくださったようだ。フードなどを用意する際、「この子をこれから2.3日かけてご自宅まで連れて帰られるのだ」と思うと、ふと心配になってきた。ご飯やお水は?ちゃんと食べてくれるだろうか、長旅で倒れてしまうのではないだろうかと思うと、一度あけると悪くなる缶詰の代わりにニュートリスタットの栄養剤をさしあげて、なめさせながら行ってください、と言った。翌日夜、ソロソロ着いた頃かと思い、「もう着きましたか?」とメールを入れると、まだ福岡との事。九州入りしたと言っても福岡と鹿児島とでは大分距離がある。ワンコの様子を聞くと、「ちゃんとカリカリを食べてウンチも1回してくれました。元気でおりますよ。キャリーの中も慣れたようです」とのご報告。ホッと安心すると、今度はよそ様のことながらご主人のお体の事が心配になってきた。 着いたとたんにどうにかなるのではないだろうかと。
結局ご自宅に着いたのは翌日の夜中、もうすぐ翌々日にならんとする時刻だった。メールをいただき、家族+ワンコ共全員無事だと知った。
奥様を思うご主人の純粋な愛情に心打たれたエピソードだった・・。
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