アマンダおばさんの
♪♪Random Diary♪♪
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5月31日(日) <ワンコ選び> 白いオルレアの花が花壇から溢れんばかりに咲き誇っている。数年前フランスの片田舎を車で走っていると、沿道にこのオルレアとジギタリスが延々と続いて私達を歓迎してくれた。それ以来一気にファンになったオルレア。毎年こぼれ種で増殖し、放っておいても約束通り今頃の時期に花を開かせてくれる。我が家の庭になくてはならない花となった。 1昨日ブラックのプードルをご用命いただいた。予め3頭をリストアップしていただきご覧いただいた中から選んでくださったワンコだ。過去にもっと多くのワンコを見せてほしいと要望があった時もあったが、実際4、5頭ほどもお見せすると、どの子を選んだら良いか迷うことが多い。当方ではHPの子犬の情報に1頭毎の画像を数多く掲載している。たぶんこれでご覧いただければ大方わかり、後は実際の姿を見ていただければ良いということになると思う。ただ、ほとんどのお客様が「やはりHPの写真と実際とは違いますね」と仰る。そして、有難いことに「実際の方が可愛いです~」、と言っていただく。撮影時は黒い大きいカメラが迫って来るので緊張した顔になって自然な表情が出ていないためだろう。また実際ご覧になると動きがある分性格がわかるからだろう。 よく「3頭の内どの子がお勧めですか」と聞かれることがある。値段の開きがある場合、通常なら高価な子を勧めるだろう。だが、日常のワンコ達の様子を知っている私は「この子がお勧めです」とは決して言えない。どの子も純粋で、素朴な愛情を傾けてくれる崇高な魂の彼らに差別をつけたくはないからだ。どの子も幸せになりたいと思っているのに私の判断で決めるのはワンコ達に申し訳ないと思うと到底言えない。従ってあくまで見学者の皆様の判断にお任せするようにしている。決まった子には「良かったね!」と心から喜んで言ってやり、決まらなかった子にはご縁がなかったと思い「また、いつか良い方にご縁があるから、それまで頑張ろうね」と言って慰める。もっともワンコにとっては何のことかわからないし、犬舎に居てもそれはそれで幸せなのだが。 長年の勘で見学に来られた方に接すると大方お人柄が想定できる。飼い主様のお人柄がイコールワンコの犬柄になり幸不幸が分かれると言っても過言ではない。よくどんな性格の子ですか、と聞かれるがもともとの性格もあるが、飼われる環境の影響はそれ以上に大きい。小さい子供が何人かいて2世代住宅なんです、という場合は賑やかな性格になる。リタイヤーのご夫妻2人だけという環境では静かな性格になる。多少の事には拘らない大らかな飼い主様のもとで育ったワンコは穏やかで賢い子に育つ。逆に神経質な飼い主様のワンコは決まって神経質になる。躾けに厳しい飼い主のもと、毛が抜けて丸裸になったワンコさえいる。どちらがワンコにとって幸せなのかは自明の理である。
5月26日(火) <3プードルそれぞれの個性> 犬舎に居るワンコ達とは別にリビングにいわゆるペット飼いのプードルが3頭いる。ジュリアとポルカ、そして最近加わったシシィだ。何れも過去にシルバーのティーカップ達を産んでくれた。東京の凛ちゃんやくうちゃんを産んでくれた母犬でもある。いずれも2,3回のお産で終了、リタイヤーした身分。これからはお勤め(お産)もなく悠々自適ののんびりした生活が保障されている。 この3頭、それぞれに個性があり見ていて面白い。ジュリアは変わった子で、気に入った子とそうでない子の好みが激しい。のんびりおっとり屋のポルカとは相性が良く、2人膝に乗せると途端にチュッチュチュッチュとキスをし始める。よく飽きないものだと思うほどいつまでもキスをしてラブラブなのだ。ところが新入りのシシィとはそりが合わないらしい。そばを通っただけで「ガッ」と威嚇する。そのシシィたるや恨みをかう性格では決してなく、それどころか全く真逆で、お人形さんのように大人しくただ座っているだけという、お嬢様、貴族の令嬢気質なのだ。この子のどこが気に入らなくてジュリアが苛めるのか、どう考えても良くわからない。きっと可愛さがむかつき嫉妬しているのだろう、としか思いつかないのである。以来シシィはジュリアを避けている。一方ポルカとシシィは仲が良く、いつも一緒のベッドにお尻をくっつけて寝ている。 ジュリアは特に主人が大好きで、主人が帰るまではほとんどケージの中に入って出てこない、引きこもり犬だ。かと思えば私が横になるといつの間にかやってきてべったり体をくっつけ寝そべっている。本当に変わった子だ。犬というより猫のような性格と言える。 ポルカが我が家に来たのは生後1歳位の頃だった。ブリーダー友から、一般の人で夫婦で飼っていたのだが、離婚により手放さなくてはならなくなったらしい。買ってくれないか、と相談された。写真で見ると可愛い子だったので引き受けることにした。元オーナーさんには愛情深く可愛がられていたようで、すぐに懐いた。私が2階でワンコ達の世話をしている間中ドアの所でずっと降りてくるのを待っている。パソコンをいじっている間も膝に乗って寝ている。出かけて帰って来ると、真っ先に玄関に出迎えてくれるのもポルカだ。 ワンコと言えども、1人として同じ性格の子はいない。その個性を眺めるのがとても面白い。夫婦2人、子供たちが巣立った後の寂しさを埋めてくれ、笑いを誘ってくれ、心穏やかな毎日を過ごさせてくれるのもワンコ達のお蔭である・・・。
5月22日(金) <シルバー、アプリコット、ブルー 夫々の子犬> 少し早く生まれ、ダメもとで哺乳していたシルバー子の内2頭は何とか自力でおっぱいを吸うようになった。あとの子は途中でダメになった。残りの2頭でさえこれからの道のりを考えると安心が補償されたわけではない。生き物はこの世に生命を受けただけで天文学的希少な確立なのだが、ちゃんと育つまでにも段階的に淘汰されていく。そう思うと健康で元気に生活している犬舎のワンコ達一人一人が愛おしく感じられる。「今在ることが当たり前ではないんだね」、と。 そうこうしているうちにレッドアプリのプードルのお母さんがお産をした。こちらは本当に安産で、3頭のアプリコットの子を間をおかず、次々と生んでくれた。3頭共女の子だった。たぶんティーカップからタイニーサイズだろう。どんな子達に育つのか楽しみだ。<それにしても最近女の子が多いな~> 今年の庭は消毒なしでやっている。有機農法→無農薬でやっているんです、と大いばりで言いたいところだが、実際は消毒が面倒だからだ。見たところ今の所虫もそんなにいないようだし、病気も出ていない。梅雨に入ると出てくるのだろうか、静観してみたい。
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5月12日(火) <里子犬について> 犬舎で5、6歳まで子犬を産んでもらった親犬は、お産終了後基本的には犬舎で一生面倒を見るつもりでいる。が、一方で一般のご家庭で家族の一員として迎えていただければそれ以上の幸福はないと思っている。 里子は他のサイトでも無料の所が多いが、引き受けた後の医療費や食費、トリミング代等一生を通じて費用はかかるのである。里子と言えども経済的に余裕がない家庭では飼えないのだ。 *帝王切開後の里子は期間を置かなければならないので、譲渡後に里親様に手術を実施していただいております。 5月7日(木) <ヨーキーの子犬の旅立ち> 昨日神奈川からご予約のヨークシャテリア(♂)を引き取りに来られた。連休で新幹線の予約が取りづらい所、グリーン車の夕方の便でやっと空いている席があったからとご夫妻でお出で下さった。先住のヨーキーちゃんが亡くなり、特に可愛がっていたご主人様自ら確認の上で次の家族を迎えられたかったようだ。 本犬は当初、当方に取っておくつもりでいた。だが成長に従って、3月のまだ寒い4年前の大震災時に低体温で亡くなったヨーキーの子に瓜二つによく似ていることに気が付いた。生まれ変わりではないかと思うほどお顔の表情から体型、性格まで似ていた。当時その子もご要望のあった子だったが、四国までの飛行機が経由便であることを理由に可哀相だからと譲渡をお断りしたのだった(当時は対面なしで譲渡が可能だった)。 が、そうこうしているうちに、かの東日本大震災が勃発した。電気が閉ざされ暖は極端に失われた。他の子達の世話で混乱しているとき、この子がショックと寒さでフードを食べていないことに気が付かなかった。数日後そのヨーキーは低血糖症と低体温症でろうそくの灯が消えるように息を引き取ったのだった。 もしかして今回の子は当時のヨーキーの生まれ変わりかもしれない、と気が付いたのはつい最近のことだった。そして、犬舎に居るよりは一般のご家庭で1対1で可愛がってもらう方が幸せになるのではないかと思うようになった。亡くなった子もあの時請われるままお譲りしていたら大震災に遭う事もなかったのに・・・。死ななくて済んだのに・・・、きっと今頃幸福に過ごしていただろうに・・・、と思うと後悔してもしきれない。 今回のヨーキー選びには自ら有名ブリーダーさんの所を何件か見て回ったそうだが、当方の子とは違っていた、と奥様が仰ってくださった。お近くにヨーキーの犬舎があるにもかかわらず、遠路新幹線で足を運んでくださったY様ご夫妻には心から感謝である。 <ワンコの情報> ①11月22日生まれ ティーカッププードル レッド ♀ 2頭(1.2kg予想、及び1.4kg予想) ♂1頭(1.5kg予想)
<ワンコの情報>12月生まれのヨークシャテリア(♂)の子犬を譲渡募集致します。種牡として当方に残す予定でしたが、他にもオスがいるので一般のご家庭にお譲りさせていただきます。キュートなお顔、ティーカップタイプの小ぶりな子です。性格は大人しく控えめです。今晩「子犬の情報」にアップの予定です。詳細はアップ後にお問い合わせください。
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