6月12日(水)
<マイブーム 懐メロ>
人は老いると若かりし頃の自分をなぞりたくなるのであろうか。小学校の頃向かいの社宅に住んでいたおばさんで、母と親しくしていた方が20年ほど前に東京から我が家を訪れてくださったことがある。私の成長した姿を一目見たいためだったのだろう。久しぶりの再会で親交を深めたが、聞くところによると他にも転々と社宅生活をしてお知り合いになった家族を訪ねて旅行しておられた様子だった。
その時は「そういうものなんだ・・・」という程度であったが、同じ年齢に達している今、心痛いほどにその気持ちが分かる。
私の場合昔懐かしい場所に尋ねて行くというわけではないが、若かりし頃流行った音楽をCDで聞いては思い出に浸っている。
この所テレビのコマーシャルでミシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」をやっているが、大変懐かしく思い余ってCDを買ってしまった。レコードは持ってはいるのだが、プレイヤーを改めて購入しなければならないので、それならいっそお手軽にアマゾンでCDを買った方が手っ取り速いと、早速に購入し毎日BGMで流して聞いている。今から30数年前から40数年前にタイムスリップしている感じだ。ポルナレフは仙台でコンサートがあった時主人と見に行ったほど熱烈なファンだったが、コンサート自体は奇想天外でちょっとイメージダウンだった。が、その曲たるや今聞いても何ら遜色はなく、素晴らしい! 彼はピアニストであった父親の影響からか幼いころから音楽の才能があったようで、パリ音楽院のソルフェージュ・コンクールで一位を獲得した位の才能ある若者だった。どの曲が一番という事のないほどどの曲も素晴らしいが、強いてあげれば「COMME JULIETTE ET ROMEOロミオとジュリエット」「CA N’ARRIVE QU’AUX AUTRES 哀しみの終わるとき」「LOVE ME,PLEASE LOVE ME 愛の願い」「QUI A TUE GRAND’MAMAN 愛のコレクション「CA N’ARRIVE
QU’AUX AUTRES哀しみの終わるとき」等リピートして聞いている。お蔭でワンコ達は耳にタコができるほど朝となく夜となくポルナレフの曲を聞かされている(涙)。
他にグランドファンクレイロード、サンタナ「ブラックマジック ウーメン」、ショッキングブルー「ヴィーナス」、ママス&パパス「カリフォルニア ドリーミング」等など・・・18歳~20歳ごろの青春真っ只中だった・・・。ちなみに「カリフォルニア ドリーミング」は主人と学生時代にダンパ(ダンスパーティーの略)で知り合った時、一緒に踊った曲であります❤。

6月10日(月)
<遺品整理>
5月は実家で亡き母の遺品整理に時間を費やし、バタバタと過ぎて行った。こんな時専業主婦だったならてきぱきと処理できるんだろうなと思うとうらやましい限りだが、がんじがらめになっているワンコを見捨てるわけにはいかず、結局ワンコ達の世話の合間にやるのでいつまでたっても終わりません(涙)。下駄箱もすっかり方付けてきれいになったが、段ボールの箱に生前母が履いていたかかとの低い革靴やブーツなど懐かしい靴を入れて捨てることは何か心痛く辛いものがある。 靴のみならずうまく歩けない足の支えとなった杖やカツラ、普段着、着物など 誰か使ってくれればいいのだけれど結局は捨てるしかないようだ。衣類が不足している国に送りたいのだが、クリーニングしていないとダメ等規制があるとつい面倒になる。着物も生前母が好きで和箪笥4つほどにぎっしり入っているが、今は着物の需要がないとのことで廃棄しなければならないようだ。
旅行好きだった父のお供で世界各国を訪れた時の写真がたくさん見つかり処理に困ったが、父とのツーショットだけ残してあとは捨てた。
いずれにしても遺品整理は、故人の生前を思い出して悲しくなるだけはでなく、思い出の品々をあっさりと捨てなければならないという二重の辛さで心が痛む・・・。
皆さんのお宅では遺品整理、どうされておりますか?
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