アマンダおばさんの
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Random Diary♪♪
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11月13日(金)

<キャビアの死>

 寒くならないうちにと、庭の手入れに余念がない今日この頃、今年は有機農法を志し、庭の草木の消毒は一切行わなかった。手抜きをしただけだったかもしれないが・・。どんなことになるのか少々怖くはあったが、心配したようにアブラムシが出たり、病気にかかったバラはなかったように見えた。ホッと一安心と思っていた矢先、ふと見ると木の部分が白くなっている。ネットで調べると、どうも「カイガラ虫」のようだ。今まで見たことがなかったので、ショックだった。どうしたものかと案じているうちにあちこちで発生し、中には木全体が真っ白になって枯れてしまったものもある。水だけはやっていたが、これはもうだめだと諦めて木を抜くことにしていた。


 ところが先日、久しぶりで水やりをしていると、何と、わずかな生息域から緑の葉っぱが出ているではないか。「生きていたんだね!」と感激だった。もうすっかりパウダーシュガーに塗されてどう見てもバラの木とは思えないほど変貌してしまったのに。ひょっこり出てきた若葉が頬ずりしてもよいほど、とてもとてもいとおしく思われた。
 自然は何かを教えてくれる。決してあきらめないこと。そして、頑張ってもどうしようもないことはいったんわきに置いておき、今できることをコツコツ努力しているときに、だめだと思っていたことが好転している・・・といったところか。


 話は変わるが、先日我が家でたった1頭のチワワであるキャビアが亡くなった。御年13歳と8か月だった。食欲も元気もそこそこあったが、ここ数週間でがたんと体力が衰えた。2日前から食べなくなり、 朝見ると亡くなっていた。
 顔を見せると「うーっ」と唸り今にも噛みつきそうなのに、ご飯の時には打って変わって愛嬌がよくなりしっぽまで振ってくれた。「なんていうやつだ」と思いつつも憎めないキャラクターだった。キャビアという名前は長女が付けた名だった。謂れを聞くと、小さくて黒いからだという。なるほど小粒だったが、キャビアほどの高級感はなし。
 プードルには見られないチワワ独特の頑固さはあったものの、子供たちとの関わりを思い出すと過ぎ去った十数年間が貴重なものに思えてくる。
 何も手を煩わすことなく静かに息を引き取ったキャビア・・・、親孝行だったね(涙)。<合掌>

以下2006年1月にダイアリーに記載したキャビアのエピソードを添付いたします。



2006/1/10(火)

<チワワのキャビア> 

年末から正月にかけて三々五々に散らばっていた4人の子供たちが集まってきた。主人の愛犬キャビア(チワワ BT)は、猫のような性格で、日頃24時間もべったり一緒のはずの私にはまったくそっけなく、「おいで」といっても知らんふりなのに、たま~~に帰ってくる長男、次男、三男には目を輝かし、尻尾ぶんぶん仰向けポーズにぺろぺろ攻撃でwelcome partyを繰り広げる。たまった話題でひとしきり話をしている彼らのジーンズは気がつくとキャビアの涎と唾でびちょびちょだ。もともと長女に懐いていたわんこで行く先々ついていったが、長女の嫁入りで再び我が家に出戻ってきた。長女に捨てられたキャビアは、今度こそしっかりご主人様を捕まえておかなければ、と新たなご主人様を「主人」に決めたのだ。以来キャビアと主人は誰もが認める相思相愛の仲。主人が仕事で留守の間はクレートの奥にこもりっきり、時折上目使いでチラッと見るだけで私にはちっとも懐かない。一度もたたいたことなどないはずなのに・・・。キャビア以外のわんたちには韓流のスター並みにもてもてのわたくしめなのに・・・なぜ? <時々発狂するのをじーっと観察していて「危うきに近寄らず」と思っているのだと思います、ハイ> そのキャビアも主人が帰ると人(犬)が変わったように可愛い子ちゃんに大へんしーん、早速にぺろぺろ大作戦が始まるのであります。キャビアが向いている方向を見れば今主人がいる場所がわかるほど一時も離れたくない彼女、ゴールデンのシオンとコーギーのボニーが亡くなって以来いい年した男一人が散歩するのは怪しがられると、キャビアをだしに抱っこしては朝散(朝の散歩)をしている主人なのです。
 そのキャビアにちょっとした事件が起きたのは今から2年ほど前だった。ちょうど冬休みで帰省していた長男が一緒に連れてきたダックスの愛犬「花子」をキャリーに入れ、共に大学先に帰った時のことだった。「じゃあねーげんきでね」と玄関で別れたあとしばらくするとキャビアがいないのに気がついた。ソファーの下からカーテンの陰、トイレの中からキャビネットの脇、はたまたゴミ箱の中(極小犬なので入るのだ)と、殺気立って探しまくった。その勢いは見つからない度合いが高まるに比例して上昇していった。「えー
!家にはいない!」何で外に出たんだろう。どうやって外に出たんだろう。不思議だ。日頃ワンコが玄関から出るのを防ぐため必ず「戸は開けたら閉める」、を慣行しているというのに・・・。記憶をたどっていくとさっき出て行った長男に行きあった。確か長男は荷物を、乗せてもらう車につける際、玄関の戸を開けっ放しで出し入れしたなー、っと。そうだ、きっとその時にキャビアが出て行ったのだ。そうだ、それに違いない、と確信した。そう悟るや否やつっかけ一つで外に飛び出した。こういうときは一刻を争うからだ。以前お産をして2週間が経ったばかりのプードルの若きお母さん犬が日光浴のついでに脱走してそのまま失踪してしまった悲しい事件を思い出したからだ。またかよ、と思うと気が狂ったように捜しまくった。が、車で探しても見つからない、自転車で回っても姿無し、名前を呼んで歩いても現れない・・・。次第に蒼くなってきた。すがる気持ちで交番に訴えたが、「チワワですかあ~?」「チワワはたぶん出て来ないと思いますよ~」「人気犬種ですからね~。」(注;その頃は人気だった。)とのたまった。蒼を通り越して白くなりフリーズした。 マザーグースの歌「♪Little Bopee has lost her sheep♪」 の悲しいメロディーがBGMに浮かんできた。キャビアは極小なので繁殖は考えていない、ペットのみのわんこだ。さっぱりなついてもいない、だがしかしあの小さい子が車の往来の激しいこの近辺で無事であるはずがないと思うと胸が張り裂けそうになった。知らせを聞いた主人もラジオにお尋ねわんこで出してみるからと言った。憤懣やるかたなき私は新幹線の駅にいるはずの長男の携帯に電話した。「Kがドアを開けっ放しにしたからその隙にキャビアが外に出ていなくなってしまったんだよ!」と開口一番どやしつけた。さっき流した?別れの涙などどこ吹く風、あれほど日頃からドアーは閉めとけと言ってあるのに・・・と思うと、愛しい我が子が掌を返したように憎っくき輩に思えてきた。「へえ~つ 、どこに行ったんだろうね」と長男も心配声。電話を切るや否や動物保護センターに問い合わせた、が通報なし。 

だが、5分も経っただろうか携帯が鳴った。長男からだった。長男;「キャビア、花子と一緒にキャリーに入っていたよ」 私;「えーつ、なんで~?どうしてそこにいるの?」 長男;「キャリーの中を覗いたら目が4つhttp://www5f.biglobe.ne.jp/~amanda/gazo2/Diary/06jan/kyabia.jpgあったんだ。どうした訳かキャビアの目と目が合ってしまったよ。」 私;「え~?いつの間にキャリーに入ったんだ?」 長男;「家を出る時でしょう。そう言えばなんだかいつもより重いし、花子が一頭だけのはずなのにウウーって唸ってたな~」 それを聞いた私は、ほ~っと安心すると共に思わず笑ってしまった。そして名探偵ポアロ宜しくいきさつを推理した。日頃から狭いところが好きなキャビアは花子が帰る準備をして開けておいたキャリーの扉から知らぬ間に中に入った。それとは気づかない長男はキャリーに花子を入れそのまま駅まで持っていった・・・というわけだ。もう、お騒がせ犬なキャビア、この~! 新幹線は既に出発の時刻、キャビアはそのまま長男のマンションへと連れ立って行ったのでありました。その後キャビアは3ヶ月程長男の居候となった。仙台に戻った生活はご主人様が帰宅すれば、愛情表現よろしく彼の足をペロペロ舐める毎日である。
 今年もいろいろ「事件」ができ沸くことと思いますが、ほどほどにして下さいませ、ワンコたち。



11月2日(月)

<香水の意外な効用>

 香水はひと吹きシュッとするだけで気分が爽快になる。そこで思い出すのがシャリー・マクレーン主演の名作「マダム・スザーツカ」だ。
ご覧になった方も多いと思うが、ピアノの愛弟子で親身になって育てていたマネクが家庭の事情で去って行く時、憂さを晴らすためシュッと香水を振り掛けるシーンがある。その印象が強く残っているためか私もむしゃくしゃしたり、憂鬱になると思いっきり香水を吹きかけている。
 だが、外出する時は、匂いに敏感な人もいてエレベーターなどでは迷惑だろうなと思うと控えてしまうことが多い。それなので、購入しても何年もなくならずに置いたままになっている。
 ところが先日一大発見をした。香水がワンコの尿の消臭に効果があることに気が付いたのだ! 長年ワンコとともに暮らしてきて一番厄介なのはおしっこを外したとき。ウンチは大体がコロッとしているのでシートからティッシュでつまんで捨てればよい。だが、おしっこの匂いは未だもって受け付けられない。あの臭い匂いには独特のものがある。
 リビングにいる5頭のワンコのうち4頭はほぼトイレが完璧だ。だが1頭のみ忘れたころに「なんでここに?」という所に、例えば来客のある玄関にぼちっとするのだ(^_^;)。これまでいろいろな消臭剤を次々と使ってきたが、どれもこれも同じで、「これぞ最強のペット用トイレ消臭剤!」などと謳っていても結局は今までのと変わりなし。ショボ~ン。
 「ワンコがいるんだから仕方ないよね・・」と半ば諦めていた時、ふと飾り棚に無用の長物として鎮座している香水の面々が目に飛び込んできた。でも香水の匂いと尿臭が交ったら余計に具合が悪くなりそう・・・、と思いつつも、なんでもやってみなければわからない、と実行に移してみた。まずおしっこをしたところをティッシュで吸収する。ティッシュをケチらず何度も取り替えてできるだけ吸い取る。そしてその上から香水をシュシュと吹きかけてみた。すると・・・、何とその効果は予想以上に絶大なものがあったのだ!すぐに匂いを嗅いで効果のほどを試したが、全く尿臭がしない。それだけではなく、時間が経っても効果が薄れないのだ。おまけに部屋中に香りが充満することとなり、居る間中幸せな気分に浸れた。玄関も宅配のお兄ちゃんから「いい匂いですね」等と褒めてもらった。
 香水(オードトワレを含む)というと、海外旅行に行って買ってきたものやお土産でいただいたものなど、どのご家庭でも一つや二つ、否、使わないで取ってあるものも含めると結構あると思う。それを利用しない手はないのだ。
 もともと香水は、入浴の習慣のないヨーロッパ人が体臭を消すために開発されたもの。お風呂に入らず臭い体臭を消すために作られたのだから、ペットの尿臭を消すのは「おちゃのこさいさい」なのかもしれない。
 みなさんも宜しければ是非お試しあれ!




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