アマンダおばさんの
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11月10日(土)

外壁の塗り替え、マリンちゃんの里帰り

 先月半ばから始めた外壁の塗装工事は足場をはずすのみでほぼ終了した。昨年は黄色にこだわったため結果的に満足のいく色に仕上がらなかった。今回は、アンティークショップ兼建築デザイナーの方に依頼した。何年か前ダイニングの内装とカーテンをお願いした経緯がある。夜も寝ないで(昼寝して)あれこれ考えた結果、ジョリパットの塗ったくりに決めた。エイジング加工は汚くなるのでやめにして普通に塗ったくってもらった。一番悩んだのが色だった。焼きすぎレンガとコッツウオルズストーンの黄色というか蜂蜜色のレンガの両方にマッチした色というのが見つからない。しかも既に外階段や屋根、プランターボックス、ルーバーはダークグレイに塗ってある。この3つに違和感なく合わせるというのが課題だった。建築屋さんはいるが、アドバイスはしてくれてもあくまで決めるのは自分である。エクステリアの洋書をどれだけ取り寄せて研究したことか・・。テレビで海外の風景を見ても目に映るのは壁の色のみ。(そんだけしてこの程度?等と後で言われそうだが)ない頭を振り絞って考えた結果・・・テラコッタ色に決めた。これだと赤レンガにも黄レンガにもそして、ダークグレイにもまずまず何とか合う。しかも天然の素材を使っているため風合いが自然で馴染んでいる。少なくとも前よりはましに仕上がった。
 汗水流してどこにも行けずここまで頑張ってきた自分へのご褒美なのです。どうぞお許し下さい、神様。
 先日S様ご夫妻がご来舎され、当方から2頭目のティーカッププードル(レッドアプリ)をご用命くださった。奥様はもとよりご主人様が本当に優しい方で、どれだけワンコを可愛がっておられるのだろうかと容易に察しできた。想像した通りワンちゃんとは一緒に寝ておられるとのこと。レッドアプリ・ティーカップの明るい未来図が予想できた。
 一緒にお車で連れて来られた先住犬のシルバーのプードル、マリンちゃんに会わせていただいた。12月で2歳になるマリンちゃんは、当方からお譲りした時には普通のお目目かなと思っていたのだが、2年近く経ってかなり大きい目になっていたのには驚いた。そう言えばどなたからか「アマンダのワンコは成長と共に目が大きくなる傾向にある」と聞いたことがある。言われてみると思い当たる節がいくつかある。
 マリンちゃんはかの有名なワンコ服のお店「パリエロ」さんのモデル犬にも採用されたと伺った。当方出身のワンコ達が此処かしこでお役に立っているのは喜ばしいことだ。
 日頃の汗と涙、そして糞尿との戦いもこれで少しは救われる・・。











 譲渡当初のマリンちゃん
 
里帰り時のマリンちゃん
   


11月27日(火)

<心に残るレストラン 他

日の暮れるのが早くなった。もたもたしていると庭の草木の水やりが夜にずれ込んで、真っ暗な中でホースを向けていることがある(^_^;)
 VOL.1>先日の結婚記念日久しぶりにちょっと足を延ばしてスペイン料理のバル・レストラン「ラ・サルテン(フライパンという意味)」に行ってきた。数年前のオープン時は母や子供たちを誘ってよく出かけたものだったが、最近は近場のイタリアンで済ませていた。
 カウンタ―沿いに1列並んでいるだけの、50席ほどのこじんまりした隠れ家的なお店なのだが、味はかなーりdeliciousである。オーナーシェフも欧米並みに愛想が良く、客の間を縫って応接している。常連さんが多いようであちこちで話に盛り上がっている。聞くと、材料は厳選した農家から無農薬で新鮮なものを使っているとのこと、修業したイタリアやスペインの料理をうまく日本人向けにアレンジしているそうだ。パエリャ、ブイヤベースを初め30種類のタパス、ワインセラー(200本)が常備されている。何を頼んでも出てくる料理の全てが美味しい!ふと見ると、カウンターのコーヒーコーナーには我が家と同じデロンギのエスプレッソ・マシーンが鎮座していた。

 数年前スペイン旅行でバルめぐりをしたが、確かに本場も悪くはないがここの味はより一層洗練されている感じだ。パエリャもスペインでは有名店に行って食べたのだが芯が残っているのが定番であってもなじめず何かいまいち・・という感じが否めなかった。またブイヤベースは、南フランス・ニースに行った際「ココ」という地元で有名な南仏料理店で食べたのだが、日本のブイヤベースのように奥深い細やかさがなく期待外れだった。
 スペイン人がこのラ・サルテンを訪れ「本国よりこのお店の方が美味しい」と絶賛していたとのこと、日本人の舌はやはり肥えているのかもしれない。料金もリーズナブルだ。駅からは離れているが、仙台にワンコをご見学に来られた折には牛タンも良いが是非ここのスペイン料理を堪能されることをお勧めする。ちなみに店のサイトとぐるナビは↓

http://r.gnavi.co.jp/t234700/?sc_aid=plan_alli_kireistyle
http://blogs.yahoo.co.jp/cuyalhorno/3874835.html
 
 海外旅行は料理も楽しみの一つだが、最近は一流と言われるレストランには行かない。フランスで言えばブラッセリ―かビストロのランク。宿泊するホテルに美味しい所を聞いていくのがベストだ。以前イタリアのベネチアでは彼の地で唯一のミシュランレストランに行った。ホテル内にあり、中はアンティーク家具で占められインテリアもとても素敵だった。応対は超一流で、スタッフが丁寧に英語で対応してくれた。フルコースの内容はイタリア古来の料理なのだが何しろこの手のレストラン共通の長丁場だ。ゆっくりと話をしながら料理に舌鼓というのが定番なのだろうが、料理の数がかなり多い。デザートだけでも次々と5種類出た。向かいの外人ファミリーも断っていたように私もいつもの別腹も余裕がなく断ってしまった。旅行中は日中歩くことが多く疲れ切っているので、料理が長いと最後の方は眠くなってしまうのだ。明日の朝早くからの日程も気になる。こんなことならホテルにかえって寝たほうが良いということになる。また一流レストランはドレスコードがあり、パンツスタイルというわけにもいかずワンピースを用意しなければならないことと、それにとどまらず付随のバッグ、アクセサリー、そして靴も別に用意しなければならずスーツケースがその分重くなるなど・・・あまり良いことは無い。以来海外での食事は評判の良い気軽なカフェ・レストランか、時間がないときは近くのスーパーや市で買ってきた食材をホテルでリラックスして食べることにしている。
 レストランと言えば、20数年以上も前のこと、仙台にロシア料理の「ヨールカ」というレストランがあった。当時ロシア等行ったこともなくただ好奇心のみで家族で行った。飲食店街の某ホテルの1階にあったのだが、その味と言ったら・・・。オイルサーディン、キャベツの酢漬け他の前菜からボルシチ、キノコと鳥のつぼ焼きシチュー、ピロシキ、牛のシャシリック、ワイン入りジャムの入ったロシアン紅茶・・・のコースは今思い出しても涎が出る。とっくの昔に店がなくなってしまい東京に行くたびにあの味を求めて大から小までロシア料理店を巡っているのだが、絶妙な味のあの「ヨールカ」にかなうロシアンレストランは未だ見つかっていない。三男も東京在住にてやはりあの味が忘れられずあちこちのロシアンレストランを食べ歩いたようだが、かの感覚とは無縁だったようだ。とどのつまり昨年はとうとうロシアに旅行して現地のツアーガイドさんに案内してもらい食べに行ったほどだった。
 いろいろなレストランに行ったが、心に残るレストランは限られている。「ヨールカ」は子供たちが小さいころの家族の思い出と共にそれぞれの心に刻まれている名店である。

 <VOL.2>ワンコに関係のない話になったが、今月もワンコの譲渡を通して様々な人生の一端を感じさせられた。3人のお子さんのうち一番下のお子さんが最近病気で亡くなったという。一緒に遊んでいたお兄ちゃんがよほど寂しかったのだろう、犬を買ってとせがむので見に来たんです、と言うファミリー。お母様は涙ぐんでおられた。慈しみ育てたわが子を亡くす悲しみはいかばかりだろうと思うと、かける言葉が見つからなかった。ワンコが家族の一員になることでどうぞこのご家族にも笑顔が戻ってきますように・・・。
 お父様が早くに亡くなりご実家のお母様と3人で生活しているというご家族。一人っ子のお嬢ちゃんが、まだ小学校低学年であろうに子犬をお引渡しの帰り際、明るくしっかりとした口調で「このワンちゃんを私の妹と思って大切に育てます」と宣言してくれた。何て嬉しい言葉だろう。新しい家族の一員となりお嬢ちゃんの支えとなって、家の中を明るく照らしてほしい・・・。

   



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